top of page
手足口病
手足口病は口腔粘膜および手や足などに現れる発疹を主症状とした急性ウイルス感染症です。夏季に流行し、7月にピークを迎えるウイルス性の感染症。 原因ウイルスは「エンテロウイルス」と「コクサッキーウイルス」で、複数の種類があるので何度もかかる可能性もあります。 患者のほとんどは小児で、5歳未満の小児が80%を占めますが、まれに大人にも感染します。
3~5日の潜伏期の後、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四肢末端に2~3mmの水疱性発疹が出現します。時に肘、膝、臀部などにも出現することもあります。水疱性発疹は通常は3~7日の経過で消退していきます。
手足口病には特異的な治療法はありません。対処療法が中心となります。口腔内病変があるときは、刺激になるような濃い味や果物などがしみたりしますのでシミないよう柔らかめで薄味の食べ物を勧めします。
手足口病は、学校で予防すべき伝染病1~3種に含まれていません。登校登園の問題については、流行阻止の目的というよりも患者本人の症状や状態によって判断することになります。
bottom of page