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顆粒球吸着療法

 潰瘍性大腸炎ではステロイド剤等の薬物治療で効果が得られないにくい場合や副作用等の理由で薬物を減量したい患者さんが、クローン病では栄養療法や薬物治療で効果が得られにくい場合や薬物が副作用等の理由で適用できない大腸に主病変のある中等から重症の患者さんがこの顆粒球吸着療法の適応となります。

​ 顆粒球吸着療法は、活性化した顆粒球や単球が病変部位へ集まっていかないよう体内を循環している血液から、それらを吸着除去し炎症をしずめていく治療法です。

顆粒球吸着療法の流れ:

治療は約90分程度です。血圧測定などのチェックを行った後、血管に2か所ルートを取ります。1つのルートからポンプにより30㎖/分で対外へ連続的に血液をとりだし、もう一つのルートへもどします。回路内の血液を体内に戻し、抜針、止血後終了となります。

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